- 緑町3区画
- 開発中
家の下から、また家が・・・
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REPORT 00
人気の緑町
知人より自宅の売却を依頼されました。現場は緑町。八王子でも人気の閑静な住宅街です。見に行ってみると400㎡をこえる大きな敷地に母屋と離れが建っていました。道路に面している間口も広いし、いい感じです。でも裏へ回ってみると、隣接した畑が現場から3m以上落ち込んでいます。いま建っている擁壁はひび割れが多く、一部は傾いていました。これは整地した後、新しく擁壁を造り代える必要があります。とりあえず建物を解体して更地にしたところで宅造許可を申請しました。でも一息ついたときに解体チームからとんでもない連絡が・・・
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REPORT 01
地中に何か埋まっています
解体チームの連絡を受けて現地へ行ってみると、現場はすでに更地になっていました。でもその一部から何か出土しています。とにかく全部掘り出して、何が埋まっているのか確かめることにしました。解体した家の真下から出てきたのは、なんと朽ち果てた家の残骸。解体チームの話によると、戦後すぐに住宅ブームが来た時、解体した土台や石垣・柱・梁など、固いものを砕いて埋めれば、それだけ地面が丈夫になって、地震にも強くなると考えられていた時期があったようです。瓦礫を地面に埋めたて、転圧したところに建物を新築するイメージです。ちなみに、瓦礫が埋まっている土地に家を建てると、埋設物が埋まっている地面は固く、何も埋めていないところは柔らかいので、地震や大雨が降った時に不動沈下が始まります。土台に狂いが生じ、ドアや引き戸の建付けが極端に悪くなります。そのまま放置すれば壁にひびが入り、どんなに補修しても次々と問題が起こって、しまいには住めなくなってしまいます。この現場がまさにそれです。地面から出てきた大量の家の残骸をすべて掘り出して、もう一度処分しました。
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REPORT 02
宅地造成工事規制区域
この現場は宅造法の規制区域で、造法の規制区域で、盛り土・切土を行う際、役所に届け出をして許可を受けてから造成を行わなければいけない場所です。現在、許可待ちですが既に何件かの不動産会社から問い合わせを受けています。平均40坪の区画が3つできますが、日当たりもよく、いい宅地が出来上がると思います。