- 稲城8区画
城壁の上に建つ大邸宅
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REPORT 00
そびえ立つ城壁
南多摩駅まで徒歩10分の好立地。しかも400坪超えの大型現場です。元々は、城壁のような石垣の上に大邸宅が建っていましたが、今回は相続が発生した為に売却する事となりました。とりあえず開発許可を取得して、石垣の撤去から始めてみました。すると、思った以上の高低差。このあと、思わぬ状況に遭遇します。
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REPORT 01
眺めは最高
駅徒歩10分なのに緑に囲まれた住環境。南傾斜で見晴らしもよく、素晴らしい立地です。高低差・急傾斜を造成する場合、ものすごい量の残土が出ます。まずは余分な土を出して地面を平らにしていきます。
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REPORT 02
とにかく平らに
傾斜地の開発は、「どれだけ安全に平らな地面を造成する事が出来るか」に掛かっています。強度を精密に計算し、十分な地耐力を持った擁壁で土圧を受け止め、大地震にも耐えうるような地盤を造っていきます。高い石垣を取り壊した分、大きな高低差が生じました。この現場の擁壁は平均で3メートルを超えています。綿密な設計と高度な土木技術が要求されます。
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REPORT 03
縁の下の力持ち
この土地が北側に背負っている高い崖。万が一の時にも、がけ崩れから宅地の安全を守れるように、特別な擁壁を設置しました。そしてヘビー級の擁壁を支えるのが直径1メートルを超える支柱。これは造成工事が終われば地面の下に埋まって、二度と見ることはできませんので、今日は特別公開。費用は余分にかかるけど、安全には代えられません。
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REPORT 04
それは誰のせいでも無くて・・・
2021年、年が明けても、まだコロナウィルスの脅威が残っています。造成現場の中間検査を役所に依頼しましたが、リモートワーク期間で職員の4分の3が在宅勤務の状態です。工事は順調に進んでいたのに、中間検査が受けられません。でも、誰の事も責められず時間だけが虚しく過ぎていきました。
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REPORT 05
工事再開
やっと中間検査を通過して工事再開。晴天が続き工事がはかどります。
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REPORT 06
道路完成も間近
紆余曲折を経た造成も、やっと終盤に差し掛かり、ついに道路形状が出来上がりました。後は舗装して完了検査を待つばかり。しかしまだコロナの影響で完了検査は来月に持ち越しました。でもこの眺め、最高に気持ちいいです。
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REPORT 07
完成
設計事務所・測量会社・造成会社の協力で、ついにこの現場が完了検査を通過してハウスメーカーに引き渡すことが出来ました。コロナ騒動で何度も引渡期日を延期し、やっとこの日を迎えたので心底ほっとしました。この現場で一番難しかったのは、開発現場の入り口から最上段までの大きな高低差を、短い距離で、どうやって道路を持ち上げるかに掛かっていましたが、開発チームが見事にやり遂げてくれました。